「今日もおいしい小松菜がとれたですよ!」
私の小松菜は日本一です!!
熊本県植木町 おつづき農園
緒續さん
よか小松菜は、よか水から!!熊本の地下水は日本一!
熊本の市街地から車で走ること約30分。大河ドラマ『八重の桜』にも登場した古戦場「田原坂」のほど近く、のどかな田園風景の一画に「おつづき農園」はあります。「小松菜は福岡県で栽培が盛んに行われている野菜なんです。僕もそのノウハウは、久留米の専門学校時代に学びました。おいしい小松菜を育てるためには、品種の選び方や水分量の調整など難しいポイントも多いのですが、なにより大切なのが全体の90~95%近くを占める水の質。せっかく日本一の地下水が湧いているから、うちで作らない手はない!と思ったんです」と当時を振り返る緒續さん。その言葉通り『おつづき農園』で使用している農業用水は、すべて自家源泉の湧水100%年に1度は、水質検査を行い、安全・安心でおいしい小松菜の栽培に努めているといいます。
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うちの小松菜は、鮮度が命ですバイ!!
一般的な農家では、収穫した農作物を1日に2回ほど地域の集荷場に運ぶのが通例と言われていますが…。「収穫物ばそのまま放置しとっと、高温や日差しでシナシナになって鮮度が落ちてしますとですよ。そっでは、本来のおいしさが伝わらん。どぎゃんしたらよかっだろか?と悩んだ末に、思い切って冷蔵車ば買ってしまいました」と豪快に笑う緒續さん。収穫後すぐに冷蔵車に積みこみ、自ら九州野菜王国の出荷場まで運ぶという独自の出荷ルートにより、採れたての鮮度を保っているのだそう。また収穫の際は、日光を遮断して鮮度を保ち、秒単位のスケジュールで作業に臨むことで、1年中を通じて高品質な小松菜を出荷することが可能だとか。「丹精込めて作ったおいしか小松菜ばより新鮮な状態で届けたか!!」と緒續さんは力強く語ります。シャキッとみずみずしい小松菜。そのフレッシュな味わいは、大胆な発想と細やかな工夫から生まれていたんですね。
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生産者と消費者を結ぶ‘‘マルシェ‘‘へようこそ♪地元では即完売ですよ!
全国各地で盛り上がりを見せている‘‘マルシェ=生産者と消費者がダイレクトに交流できる青空市場‘‘の存在。『おつづき農園』も、地元kの若手農家が中心となって運営している農と食の祭典‘‘uekiもんマルシェ‘‘に参加しています。毎月第3日曜の開催時は、抱えきれないほどの朝採り小松菜を持って出店するという緒續さんですが、それでも毎回あっという間に売り切れてしまうそう。「嬉しい悲鳴とはこのことですね。僕たち農家は、直接お客さんと顔を合わせる機会は、ほとんどありません。だからこそサービスでお出ししているグリーンスムージーを「うまかぁ~!」って飲んでもらえることや「ありがとう」の言葉と一緒に受け取る笑顔が、本当に心に響きます」とピカピカの笑顔を見せてくれました。
栄養満点野菜
「小松菜はホウレン草の3倍もカルシウムを含む、栄養満点の野菜。やわらかい葉や細い茎は、サラダにしてもいいし、僕は、味噌汁に入れて食べるのが大好きです」と語る横顔からは、小松菜に対する尽きない愛情があふれていたのでした。