「笑顔が素敵な‘‘肥後やまと会‘‘の皆さんと!」
熊本の豊かな風土が育む 旨味たっぷりの高原野菜を堪能!
熊本県上益城郡山都町 高原野菜
肥後やまと会
樹齢300年の唐笠松が見守る里山で人と自然と向き合う農業を
熊本市内から車を走らせること90分この日、お伺いしたのは、熊本県と宮崎県のほぼ県境にある熊本県山都町。緑深い山間部に位置するこの町は、年間50種類以上の野菜が収穫できる高原野菜の一大生産地として知られています。
「さあ、着きましたよ!」。
生産者団体「肥後やまと会」事務局の小川さんに案内されたのは、樹齢300年の唐傘松が佇む緑眩しい丘の上でした。
レタスにトマト、小松菜や玉ねぎなどそれぞれ自慢の有機野菜を持ち寄って集まってくださったのは、総勢19名の会員の皆さんでした♪「食べてくれる人のことを思いやって、そうして作るのが私たちの野菜作りの基本」と話すのは今年で結成5年目を迎える「肥後やまと会」の会長を務める原田幸二さん。「化学肥料や農薬を使って大量生産するよりも、この土地の豊かな風土をそのまま感じられるような有機野菜を届けたい」と語ります。
-
寒暖差の激しい気候が野菜の旨みを引き出します
高冷地特有の朝晩の寒暖差が厳しい環境は、作物に甘味と柔らかな歯触りを生み出し、深い味わいを醸します。また、夏場も涼しいので害虫も付きにくいのも特徴の一つ。さらに、熊本県の一級河川である緑川の源流も湧き出ており、ミネラルたっぷりの湧水が野菜の質を高めてくれます。
-
‘‘おせっかい‘‘の野菜作り
「肥後やまと会」の事務局を務める小川政子さんは福岡県から25年前に夫婦で移住し、新規就農を試みた一人。「まったくの素人で、今のような研修制度もない時代。主人が生産者として、私は、流通で農業に携わりたかったんです。そこで原田さんを知り野菜を分けてもらおうと伺いました。そしたら『今ある野菜は全部卸しよるとたい。分けてあげらるっとはなかけど、どうしたとね?』って。これから農業と関わっていきたいっていう思いを伝えたら『なら、仲間ば紹介するけんついてこんね』って周りの農家の方をお一人おひとり紹介してくれたんですそこから25年、皆さんとのご縁が始まりました。」小川さんは、そんな人と繋がる農業「肥後やまと会」、原田さん率いる野菜作りを「‘‘おせっかい‘‘の野菜作り」と称してくれました。
樹齢300年の唐傘松、緑生い茂る雑木林、澄んだ湧水…
人間が自然の一部として暮らしを営んでいた日本の原風景が今も息づく山都町。そこには、人と人との思いやりに満ちた関係が織り成す、清々しい風が吹いていました。「肥後やまと会」の皆さまこれからも皆さまの想いを込めたお野菜をお客様に責任もってお届けしますね!!